■ 「我慢できるのが大人」だと思っていた
あなたはこんなふうに感じたことはありませんか?
- 仕事で頼まれても「NO」が言えず、結局自分ばかり負担を背負っている
- 家族や恋人に本音を言えず、いつもニコニコしてしまう
- 感情を表に出すのが苦手で、つらくても「大丈夫」と言ってしまう
一見「優しくて頑張り屋さん」に見える人の中にこそ、“我慢癖”という深い生きづらさが隠れています。
■ 「我慢することが当たり前」になっていない?
「我慢」は社会生活において必要なスキルの一つかもしれません。
でも、“我慢がデフォルト”になってしまうと、自分の感情が麻痺してしまいます。
- 「怒り」を感じているのに、それに気づけない
- 「寂しさ」や「悲しさ」を無理やり飲み込んでしまう
- 誰かを頼ることに強い罪悪感を持っている
こうした状態が長く続くと、やがて心と体に不調が出てくることもあります。
■ 我慢癖の正体は「思考のクセ」
我慢癖を抱えている人の多くが、以下のような無意識の“思考パターン”を持っています。
- 「迷惑をかけたくない」
- 「人に頼ったらダメ」
- 「感情を見せたら弱いと思われる」
- 「自分さえ我慢すればうまくいく」
これらはすべて、生き延びるために身につけた“防衛反応”です。
とくに幼少期に、家庭や学校で“我慢すれば安心が得られた”経験がある人ほど、そのパターンが深く根付いていることがあります。
■ 思考パターンを見直す3つのステップ
① 「本当はどう感じていた?」を自分に問いかける
我慢が習慣化している人は、自分の感情を後回しにしがち。
まずは、「今、本当はどう感じていた?」と自分に問いかけてみてください。
例:「“引き受けるね”って言ったけど、本当は疲れていた」
→ 感情に名前をつけることは、自分を取り戻す第一歩です。
② 小さな「NO」を練習してみる
いきなり人に強く主張するのが怖いなら、まずは「今日は無理かも」と伝えることから始めてみましょう。
言えた自分を「よくやったね」と心の中で褒めてあげてください。
③ 「我慢しない選択をしても大丈夫だった」体験を積む
自分の気持ちを伝えても人間関係が壊れなかった体験を積み重ねていくことで、
脳と心は「もう我慢しなくても安全だ」と学びます。
■ 我慢癖がもたらす長期的なリスク
- 慢性的なストレスや抑うつ
- 頭痛・胃痛・不眠などの身体的症状
- 突然の感情爆発や人間関係の断絶
- 自己喪失感(「自分が何を望んでいるのかわからない」)
“良い人”であり続けようとするあまり、自分自身を見失ってしまうこともあるのです。
■ 「我慢しない自分」を育てる場所が必要
Hanasuでは、こうした「我慢癖」や「思考のクセ」に悩む人たちの声に耳を傾けています。
私たちが大切にしているのは、
- 評価やジャッジのない対話
- 本音を話しても安心できる関係性
- 自分の感情や欲求を取り戻すプロセス
話すことで、感情を放し(解放し)、少しずつ「我慢しない選択」ができるようになります。
■ 最後に:「やさしさ」は、まず自分に向けていい
あなたの我慢は、きっと誰かのためだったはずです。
でも、そのやさしさを、もう少し自分自身にも向けてみませんか?
我慢し続けるのではなく、
時には「もう無理」と言える勇気こそが、
本当の意味での強さなのかもしれません。
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