■ なぜ夜になると「自己否定」が強くなるのか?
「なんであんなこと言っちゃったんだろう」
「自分はダメな人間かもしれない」
そんな“自己否定のループ”に陥るのは、決してあなただけではありません。
実は、人は夜になるとネガティブ思考になりやすいといわれています。
日中に比べて活動が減り、交感神経が落ち着いて副交感神経が優位になることで、思考が内側に向きやすくなるのです。
また、疲れやストレスの蓄積により、自己肯定感が下がりやすく、「自分を責めるモード」に入ってしまうのも夜の特徴。
だからこそ、“夜の自己否定”には、意識的なセルフケアが必要です。
■ 1. ネガティブ思考を「止めよう」としない
「自己否定をやめたい」「ネガティブ思考を止めたい」と強く願うほど、思考に力が入りすぎてしまいます。
脳は“考えないようにする”という行為が苦手です。
代わりにおすすめしたいのが、「今、自己否定の波が来ているな」と気づくこと。
あたかも雲が空に流れていくのを見るように、感情や思考を「眺める」意識を持ちましょう。
マインドフルネスや瞑想が有効な理由はここにあります。思考を止めるのではなく、「巻き込まれない」ことで、心を静かに保つのです。
■ 2. 自分への“言葉がけ”を変えてみる
夜に心がざわつくときは、「頭の中の言葉」がとても強くなっています。
そして、多くの場合その言葉は、「もっと頑張らなきゃ」「あんな自分は最低だ」といった、自分を責める声。
ここで意識したいのが、「自分に対してどんな言葉をかけているか?」という視点です。
セルフケアの一歩は、自分自身に優しい言葉を贈る習慣をつくること。
たとえば——
- 「よく今日までやってきたね」
- 「今日の自分、よく頑張ったよ」
- 「いま感じている不安にも意味がある」
言葉には力があります。あなたの内側の声を変えることで、心の状態は確実に変わっていきます。
■ 3. “疲れた自分”に優しいルーティンを
夜の自己否定に陥りやすい人ほど、「今日も何もできなかった」と自分にダメ出しをしてしまいます。
でも実は、それは“心が疲れているサイン”です。
そんなときは、「心の健康を守る夜のルーティン」を取り入れてみてください。
たとえば…
- 湯船に浸かる:副交感神経が優位になり、心のリラックスに直結
- お気に入りの音楽を聴く:感情を受け止めてくれるツールとして有効
- アロマや間接照明で空間を整える:視覚・嗅覚から安心感を得る
- スマホを早めに手放す:SNSやニュースが自己評価を下げる原因になることも
心のセルフケアは、「特別なこと」ではありません。
自分の機嫌を、自分で取る練習から始めていきましょう。
■ 4. 誰かに「話す」ことで、自己否定は手放せる
自己否定が止まらない夜に共通しているのは、思考が頭の中でぐるぐる回っている状態。
そのループを断ち切る一番の方法は、「言葉にして、外に出すこと」です。
でも、いきなり家族や友人に話すのはハードルが高いかもしれません。
そんなときこそ、カウンセリングという選択肢があります。
カウンセリングは、「解決のための場所」だけではなく、
話すことで、自分の感情を整理し、自分に優しくなれる場所でもあります。
■ 「自己否定の夜」も、あなたの大切な一部
「自己否定してしまう自分が嫌い」と思うかもしれません。
でも、そんな夜こそ、あなたが本当に頑張ってきた証拠です。
否定の裏には、理想があり、期待があり、「もっと良くなりたい」という気持ちがあります。
それを否定するのではなく、「今ここにいる自分」を大切にできるよう、少しずつセルフケアを始めてみませんか?
■ 話すことで、心を放つ。カウンセリングという選択肢
もし、どうしても自己否定のループから抜け出せないときは、「話す」という手段をとってください。
私たちHanasu(ハナス)は、「悩みを一人で抱え込まない世界」を目指すオンラインカウンセリングサービスです。
あなたが自分自身を責めてしまう夜に、そっと隣にいる存在でありたいと願っています。
「話すこと」は、自分を取り戻すための一歩。
心の重荷を、少しずつ一緒に“放して”いきましょう。
▶ Hanasuの詳細はこちら:https://hanasu.actors-inc.com/
