「本当は、どうしたいんだろう?」がわからない
誰かに「大丈夫?」と聞かれたとき、
つい「うん、大丈夫」と答えてしまう。
本当は、胸の中がザワザワしているのに。
もっと言えば、
「自分でも、どうしてこんなにモヤモヤしているのかわからない」
そんな感覚にとらわれた経験、ありませんか?
気持ちがわからないのは、“心が疲れているサイン”かもしれない
自分の気持ちが見えなくなるとき、
その多くは「心が一時停止モード」に入っているときです。
たとえばこんなとき——
- 頑張りすぎて、感情を感じる余裕がない
- 他人を優先するあまり、自分の気持ちを後回しにしてきた
- 傷つきたくなくて、気持ちにフタをしてきた
本音を無意識に抑え込んできた結果、心の声が遠くなってしまっている。
これは、誰にでも起こりうることです。
気持ちを見失ったとき、試してほしいこと
1. 「わからない自分」を否定しない
“わからない”という状態そのものを、責めなくていいんです。
「わからない自分も、今の私なんだ」
そうやって一度立ち止まることで、
心の声が、少しずつ聞こえてくることがあります。
2. 言葉にしなくてもいい。ただ“感じてみる”
言葉にするのが難しいなら、まずは感覚に寄り添ってみるのも一つの方法です。
- 胸がザワザワする
- 胃が重たい気がする
- 急に涙が出そうになる
そういう感覚は、あなたの心が「なにかを感じている」というサイン。
無理に理由をつけなくても、「そう感じてるんだね」と受け止めてみてください。
3. 書いてみる。「よくわからない」も立派な気持ち
日記やメモに、「今の気持ち」をそのまま書いてみましょう。
「なんとなくモヤモヤする」
「とにかく疲れてる」
「何がイヤなのかすらよくわからない」
書いているうちに、「あ、これかも」と気づくこともあります。
心のもつれを、紙の上でほどいていくような感覚です。
4. 誰かに話して、気持ちを映してみる
不思議なことに、「自分でもよくわからない」と思っていた気持ちも、
誰かに話すうちに、少しずつ輪郭が見えてくることがあります。
- 安心して話せる場所
- 否定せずに聞いてくれる人
- 言葉にならない想いを、受け止めてくれる空気
そういう“話せる場”があるだけで、心は少し軽くなります。
自分の気持ちは、ゆっくり取り戻せばいい
私たちは、いつも「わかりやすい答え」を求めてしまいがちです。
でも、心の答えは、すぐに出るものではないこともあります。
「今はまだ、うまく言葉にできない」
その状態を許すことが、自分を大切にする第一歩です。
Hanasu(ハナス)で「話す」ことから始めてみませんか?
「自分の気持ちがわからない」その感覚ごと、安心して話せる場所。
「Hanasu(ハナス)」は、オンラインで気軽に利用できるカウンセリングサービス。
あなたのペースで、心の声を見つけるお手伝いをします。
最後に。心が静まるまで、待ってあげよう
気持ちは、強引に“理解しよう”とすると、
逆に見えなくなることがあります。
だからこそ、
- 今はよくわからなくてもいい
- でも、ちゃんと向き合おうとしている自分がいる
- 少しずつ、感じる準備ができてくる
そんな風に、「わからない自分」にもやさしく寄り添ってあげてください。
