🌱 自己肯定感は「上げるもの」ではなく「育てるもの」

「自分に自信が持てない」「他人と比べて落ち込む」。
そんなとき、多くの人は“自己肯定感を上げたい”と考えます。

でも心理学的に言えば、自己肯定感は上げるものではなく、育てるもの
そしてその土台になるのが、EQ(感情知能)です。

EQとは「自分や他人の感情を理解し、うまく扱う力」。
このEQが高まるほど、感情に振り回されず、ありのままの自分を受け入れる力が育ちます。


🧠 自己肯定感が下がるメカニズム

私たちの自己肯定感が揺らぐとき、
実は「感情」と「思考」の間にズレが生まれています。

たとえば──

  • 上司に注意されて落ち込む
     → 本当は「悔しい」なのに「自分はダメだ」と変換してしまう
  • ミスをした
     → 「失敗した」ではなく「自分の価値が下がった」と感じてしまう

このように、感情を正しく理解できないと、自分を責める思考が生まれる
だからこそ、EQ的アプローチが有効なのです。


💡 EQで自己肯定感を育てる3つのステップ

① 感情を「評価しない」で観察する

「怒ってはいけない」「落ち込むのは弱い」と思うほど、感情は抑圧され、自己否定が強まります。
EQ的には、「感じていいんだ」と受け止めることが第一歩。
感情を“正しい・間違い”で判断せず、ただ存在を認めることが自己受容の始まりです。

② 感情を「言語化」する

「不安」「焦り」「寂しさ」など、感情に名前をつけるだけで、脳の扁桃体が落ち着くことが研究で分かっています。
自分の感情を言葉にできる人は、自分の内側と仲良くなれる人です。

③ 感情の「背景」を探る

「なぜ、私は今こう感じたのだろう?」と一歩下がって考える。
すると、“失敗したくない”“認められたい”といった本当の願いが見えてきます。
それを理解した瞬間、自己否定は「自己理解」に変わるのです。


🌼 “自分を責めない人”の習慣

EQが高い人は、他人への共感だけでなく、自分への共感も上手です。
彼らが実践しているのは、こんなシンプルな習慣です。

  • できたことを3つ、夜に書き出す
  • 失敗を「学びの材料」と言葉で置き換える
  • 「今日もよくやった」と自分に声をかける

これらは自己肯定感を“積み上げる”行動ではなく、
自己否定を減らす行動。
だからこそ、長期的に安定した自信が育っていきます。


🔄 自己肯定感は「波」でもいい

人の心は、常に一定ではありません。
「自信がある日」もあれば、「落ち込む日」もある。
それが自然なリズムです。

EQ的に大切なのは、「波をコントロールすること」ではなく、
波が来ても自分を責めないこと

感情を味方につける人は、たとえ波があっても沈まず、自然に浮かび上がる力を持っています。


💬 おわりに──自分に“優しくなる知性”を

EQとは、優しさを形にする知性です。
誰よりも厳しく自分を評価してきた人こそ、
「責めるより、理解する」という新しい生き方を始めてほしい。

自己肯定感は、自己理解の副産物として育っていきます。
今日から少しずつ、自分に“共感する練習”を始めましょう。

Actors合同会社のプレスリリース(2025年4月9日 09時01分)気軽に"話す"。悩み"手放す"。個人・企業向けオンラインカウンセリングサービス「Hanasu …

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です