プロの人材コンサルタントが伝授!新卒学生のためのエントリーシートの効果的な書き方

長年新卒学生の就活をサポートしてきたプロの人材コンサルタントとして、エントリーシートの書き方の秘訣をお伝えします。しっかりと要点をおさえて効果的かつ効率的にエントリーシートを書き上げましょう。

1. なぜエントリーシートが大切か

エントリーシートは、採用担当者にあなたの価値観や経験、適性を伝える重要なツールです。そのため、適切に自己PRを行うことで、エントリーシートの段階から採用担当者の興味を惹くことが可能になります。また、採用担当者がエントリーシートを見る時間はほんの1分程度です。だらだらと書くのではなくシンプルに読みやすく、構造的に書くことを心がけましょう。

2. エントリーシートの効果的な書き方

エントリーシートは、採用担当者が「この学生は面白そうだ」と感じるような書き方が求められます。以下は、そのための基本的なポイントです。

  • 前向きな姿勢をアピールする: 課題や失敗をネガティブにとらえるのではなく、それをどう乗り越え、何を学んだのかを明確に記述する。
  • 答えるべき質問に的確に答える: 質問には具体的に答え、その企業の具体的なプロジェクトや特色を引用して回答する。
  • 自分の経験をストーリーとして伝える: 経験をストーリー形式で記述し、人事担当者へ的確に人間性や価値観を伝える。
  • 自分の言葉で伝える: テンプレート的な表現を避け、オリジナリティを持たせる。
  • 簡潔に書く: 限られた文字数の中で、要点をしっかりと伝える。
  • 正確な文章を心掛ける: 誤字脱字や文法ミスは避け、第三者にチェックしてもらう。

3. 学生時代頑張ったことの具体例

事例1: 学外活動としての地域イベント企画

大学2年生の夏、私は地域社会との連携を強化するためのイベントを企画しました。このイベントは、大学生が地域の子どもたちに学びの場を提供するもので、子どもたちに科学実験やアートワークショップを提供しました。私は企画の立案から実施、反省会までの全ての過程に関与しました。

初めての大きなプロジェクトとして、多くの困難に直面しました。特に、参加する学生ボランティアの確保や、子どもたちの参加者数の予測、予算の管理など、細部にわたる調整が求められました。しかし、これらの課題を乗り越えるためには、チームメンバーとの連携やコミュニケーションが不可欠でした。

そこで私は、定期的にコミュニケーションを図るようにチャットツールを使ってコマめに報告や連絡、相談を行い、また隔週でメンバーと話す機会を設けてプロジェクトを進めました。

最終的に、このイベントは大成功を収め、地域住民からのフィードバックも非常に良かったです。この経験を通して、プロジェクト管理やチームワークの重要性を学び取ることができました。


事例2: 研究活動の推進

私は大学3年生の時、化学の研究に従事していました。特に、新しい有機合成法の開発に興味を持ち、研究室での日々を過ごしていました。当初は文献や先行研究を基に実験を行っていましたが、途中から自らのアイディアを取り入れることにしました。

多くの実験は失敗に終わりましたが、継続的に取り組む中で、ある有望な結果を得ることができました。これをきっかけに、私はさらに深い研究を進め、学内外の学会で発表する機会を得ました。

この研究活動を通して、科学的な探究心や持続力、そして新しいことに挑戦する勇気の大切さを実感しました。また、自分の研究が社会に貢献する可能性を感じ、さらなる研究活動のモチベーションとなりました。

4. エントリーシートの書き出しのコツ

採用担当者は1日に多くのエントリーシートを目にします。そのため、最初の数行で興味を惹くことが必要です。

  • 熱意を感じさせる: 自分の言葉で、相手に伝わるように具体的な理由や経緯を述べる。
  • 自分の特徴を前面に: 他の学生との差別化を図るために、自分の独自の経験や視点を強調しましょう。

5. 最後に

エントリーシートは、あなたの人となりや適性を伝える大切なツールです。一度のチャンスしかありませんので、真心を込めて、具体的な経験やエピソードを交えて、自分の魅力を伝えることを心掛けましょう。この記事が新卒学生の皆さんの就職活動のサポートとなれば幸いです。

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