【はじめに】
「オンライン説明会に人は集まるけど、エントリーにはつながらない」
「参加者のカメラがOFFのまま、リアクションも薄い」
「どれだけ話しても、学生の“熱”が感じられない」
――そんな悩みを抱える企業は少なくありません。
新型コロナを経て、採用は“オンライン前提”が当たり前になりました。
しかし、形式だけをオンラインにした結果、学生の関心や共感が得られない“情報の一方通行化”が進んでいるのも事実です。
では、どうすればオンラインでも学生の“熱量”を引き出すことができるのか?
本記事では、オンライン時代に適応した新しい採用接点の設計術について解説します。
【1. オンラインでは“共感とリアリティ”がすべて】
■ 情報は届いている。でも、心に響いていない
企業紹介スライドや代表メッセージ、若手社員の登場。
“型通り”の構成では、もはや学生は感情を動かしません。
学生が求めているのは、「リアルな人間の姿」や「自分の未来を想像できる接点」です。
これを設計できないままでは、どれだけ告知しても、“参加者はいるのに反応が薄い”状態から抜け出せません。
■ 熱量は“関与感”と“共感”からしか生まれない
一方的な配信型から、「参加している感」「誰かとつながった感」が得られる設計に転換する必要があります。
【2. 熱量を引き出すオンライン接点設計 5つの視点】
① 情報提供ではなく“共体験”の設計をする
説明会で「聞かせる」のではなく、「一緒に考える」「参加する」が鍵。
たとえば
- 自己分析ワークをその場で一緒にやってみる
- 「価値観マップ」を用いて学生と社員が互いを紹介
- 会社紹介ではなく「なぜ自分がこの会社を選んだか」のストーリー共有
💡熱量は、インプットではなくアウトプットから生まれる。
② “偶発的な会話”を意図的に設計する
オンラインでは、雑談や休憩中の立ち話といった“偶発的な接点”が失われがちです。
それを補うために、イベントの中に以下を組み込みます。
- 少人数のブレイクアウトルーム(話しやすい空間)
- アバター空間で自由に話しかけられる導線
- 共通の興味タグ(例:「ゲーム好き」「海外志向」)でマッチング
💡目的のない会話こそが“共感と信頼”の土壌になります。
③ “一方通行感”を徹底的に排除する
Zoom説明会でよくある失敗例
- カメラOFFで反応ゼロ
- チャットも使わず淡々と話す
- 「質問ありますか?」と聞いて終わり
代わりに
- 冒頭で“アイスブレイク投票”を入れる
- チャット活用で「手を挙げずに質問OK」な雰囲気づくり
- 終了前に「一番印象に残ったこと」を共有してもらう
💡参加者を“聞き手”ではなく“仲間”として巻き込む仕組みが必要です。
④ 顔の見える“社員との接点”を増やす
会社への共感は、制度や福利厚生ではなく“人”から生まれます。
- 若手社員が、カメラON・私服で登場
- 台本なしのクロストーク(失敗談や本音)を中心に
- 学生からの逆質問を多めに設計
💡「社員が自然体だった」「雰囲気が伝わった」が、印象に強く残ります。
⑤ “熱の高い学生”だけでなく“まだ迷っている層”をターゲットにする
採用イベントでは「志望度の高い学生」に寄りがちですが、実は“なんとなく参加した層”にどう火をつけるかがカギです。
- 「業界が絞れない人向け」のコンテンツ
- 「就活に不安を感じている人の悩みシェア会」
- 「人柄や価値観で企業を見る」体験設計
💡迷っている層こそ、熱量の“原石”になり得ます。
【3. 成功事例:熱量を引き出した企業の工夫】
◉ 某ベンチャーの「価値観共感トーク」
社員3人が“どんな判断軸で会社を選んだか”を語るイベント。
→ 学生から「会社ではなく“人”を知れた」「共感から興味が生まれた」と好評。参加後のエントリー率も高水準。
◉ 某メーカーの「アバター空間座談会」
学生が自由に動き回れる空間で、社員と気軽にトーク。
→ 「無理に話さなくてよかった」「就活感がなくて楽しかった」と話題に。
【4. 接点数より“記憶に残る出会い”を重視する】
これからの採用広報は、“どれだけの学生にリーチしたか”よりも、
「誰の記憶にどう残ったか」が重要です。
- 一人の学生がSNSでシェアする
- 他社の内定者に「このイベント良かった」と話す
- 面接で「説明会で〇〇さんの話に感動した」と言われる
それらはすべて、熱量の高い出会い設計から生まれます。
【まとめ】
オンラインの採用活動は、ただの“形式変更”ではありません。
むしろ、これまでの採用で見過ごされていた“学生の心の動き”を可視化し、設計し直すチャンスでもあります。
- 情報提供 → 体験参加型へ
- 一方向 → 双方向・共感型へ
- 興味喚起 → 熱量醸成へ
オンラインでも、“あの出会いがあったから志望した”と言われる体験は、つくることができます。
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