【はじめに】
「イベントでは盛り上がっていたのに、学生からその後連絡が来ない」
「エントリー数は多いのに、選考を辞退される割合が高い」
「説明会で好感触だった学生が、他社に決まったと聞いて驚いた」
――こうした経験に心当たりがある人事・採用担当者は少なくないはずです。
それは決して「企業側が悪い」からではなく、
“学生の本音”が見えづらい採用設計になっていることが、根本原因かもしれません。
この記事では、就活イベントが抱える“構造的な限界”と、
学生のリアルな声を企業がどう拾えばいいのかについて、具体的な方法と事例を交えてご紹介します。
【1. 就活イベントで“本音”が見えない理由】
■ イベントでは「演じている」学生が多い
就活生の多くは、企業側に“良く見られよう”と考えています。
結果として
- 模範解答に近いコメントを繰り返す
- 空気を読んで相づちや質問をする
- 本当の志望度や違和感は口にしない
こうした振る舞いは、その場では好印象に映りますが、
「なぜ辞退されたのか?」が最後まで分からない要因にもなります。
■ タイムラインに追われた“表層的な接点”
1日に何社もの説明会を回る学生たち。
1社あたりの記憶は薄まり、「話を聞いた」「印象は悪くなかった」で終わることも少なくありません。
【2. “本音”が引き出せないと、どんな問題が起きるのか?】
- 選考辞退や内定辞退の理由が分からない
- カルチャーが合わない学生が入社してしまう
- 学生のニーズと採用コンテンツがズレていく
- ブランド戦略が的外れになる
企業が学生を見極めると同時に、学生も企業を見極めている時代。
本音を掴めなければ、採用の成果は上がりにくくなっています。
【3. 学生の“リアルな声”を拾う3つの方法】
▼ 1. 対話ベースの少人数イベントを設ける
100人規模の合同説明会では出てこない本音も、
5人前後の少人数であれば、自分の考えを口にしやすくなる傾向があります。
おすすめの工夫
- 社員との「逆質問」だけに特化したミートアップ
- 選考ではなく“キャリア相談”という形の1on1面談
- 学生同士で語る対話型セッションを観察する
▼ 2. 「意見を求める場」を意図的に作る
「この会社、どんなイメージ?」
「率直に、何が気になった?」
こうした“正直な意見を歓迎する”場を用意することで、
学生は安心して自分の声を出せるようになります。
- 事後アンケートに“選択肢”だけでなく“自由記述”を加える
- SlackやLINEグループでの感想交換
- 非公開のフィードバックフォーム設置
▼ 3. “偶発的な接点”から関係性を深める
構えた場では本音は出にくいもの。
自然な流れで学生と出会える設計こそが、真の声を引き出すきっかけになります。
たとえば
- 雑談メインのキャリア喫茶イベント
- オンラインでゆるくつながるDiscordコミュニティ
- DRAMATIC CAREERSのような価値観マッチング型イベントで、“企業に興味を持った理由”を深堀する対話
【4. 本音を拾う企業の成功事例:DRAMATIC CAREERSの取り組み】
DRAMATIC CAREERSは、学生のキャリア観や価値観に基づいて、
企業との“偶発的なマッチング”を生み出すプラットフォームです。
■ 特徴的な仕組み
- 学生が自分らしさを表現できるアバター型プロフィール
- AIや質問設計により、考え方や人柄を可視化
- 一方的な説明ではなく、“対話から始まる関係づくり”を重視
- 学生の声を拾いながら、企業の受け入れ体制も柔軟に構築可能
■ 結果として
- 学生の志望理由が「人」に変わる
- 表面的な情報でなく、“共感”による接点が生まれる
- 「言葉にできないけど、気になる」学生を掘り起こせる
こうした仕掛けが、定量データでは掴めない“熱量”や“相性”を可視化し、企業の採用成果につながっています。
【5. 採用設計に“共感”と“余白”を】
Z世代の多くは、
- 自分の声が届く組織に魅力を感じ
- 表面的な印象ではなく、価値観レベルでの共鳴を求めています。
そのために、企業側も
- 「伝える」採用から「聞く」採用へ
- イベント→選考ではなく、「関係構築→共感→自然な選考」へ
- 評価軸だけでなく、「感情の動き」にもアンテナを張る
というように、“余白”や“揺らぎ”を意図的に設計することが求められています。
【まとめ】
学生の本音は、「聞こう」としない限り、表に出てきません。
だからこそ、就活イベントだけに頼るのではなく、対話・関係性・価値観をベースにした接点が必要なのです。
- 本音を引き出すには、「安心」と「信頼」が不可欠
- 雑談や偶発性の中にこそ、“リアルな声”は潜んでいる
- 企業の姿勢そのものが、学生の本音に影響を与える
これからの採用は、“会話の質”が“採用の質”を決める時代です。
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