皆さん、こんにちは。私は過去数年間、ある企業の人事部門責任者として、数多くの面接を担当してきました。この記事を通して、面接で意識すべきポイントや具体的な対策についてご紹介したいと思います。面接はどれだけ事前に準備できたかで成果が大きく変わってきます。是非読んでみてトライしてみてください。
1. 第一印象は“キング”
初対面の人事担当者は、あなたが部屋に入ってくる瞬間からすでに印象を形成し始めています。適切な服装、明るい表情、しっかりとした握手。これらの基本的なマナーを意識することで、ポジティブな第一印象を持ってもらえます。よく言われていますが、人間の印象とは出会って5秒ほどで形成されてしまいます。すなわち、ここで好印象を与えることができれば、あとは面接で余程のNG回答をしなければ通過率は高いです。
2. 自己紹介は自己PRの絶好のチャンス
「自己紹介をしてください」という指示は、あなたの特徴や強み、過去の経験をアピールする大きなチャンスです。具体的なエピソードを織り交ぜながら、簡潔かつ分かりやすく話すことを心掛けましょう。面接を長年していると、ここだけで優秀層か否か分かるようになります。そのため、しっかりと作りこんだ自己紹介はあらかじめ何度も練習して話せるようにしておいてください。
3. 良くある質問とその対応策
ポイントは具体的かつ簡潔に話すことです。ここでだらだらとまとまりのない話をされてしまうと、「話が冗長的である」という理由で不合格にされます。話すことを構造化して話すことを意識しましょう。
- 「あなたの強みは何ですか?」:具体的な経験やエピソードをもとに、自分の強みや得意分野をアピールします。
- 「この業界に興味を持ったきっかけは?」:情熱や熱意が伝わるような、具体的な理由やエピソードを話します。
- 「困難を乗り越えた経験は?」:具体的な事例を挙げ、どのようにその困難を乗り越えたのかを説明します
4. 質問への答え方のポイント
上のポイントでも記載しましたが大切なので改めて書きます。具体的かつ簡潔に話しましょう。加えて、否定語を使わないことも重要です。「でも」や「いや、・・・」等を多用していると「素直さがない」という理由で落とされますので注意してください。
- 具体的な例を用いる:「困難を乗り越えた経験は?」といった質問に対しては、具体的なエピソードを持って答えることで説得力を増します。
- 肯定的な姿勢を保つ:ネガティブな事柄や経験に触れる場合でも、そこから何を学び取ったのか、どのように成長したのかを強調しましょう。
5. 質問する際の注意点
面接では、最後に「質問はありますか?」と聞かれることがよくあります。この際、企業のビジョンや業界の未来に関する質問をすることで、あなたの深い興味や熱意をアピールすることができます。逆に、HPに書いてあるような事を質問するのは避けましょう。面接が最終に近づけば近づくほど注意が必要です。特に役職者は会社の経営状況をメンバークラスよりも把握しているケースがほとんどで、HPに書かれていないような内容をたくさん知っています。そのため、HPに書かれているような内容から踏み込んだ質問をされると「この人は優秀かも」という印象を最後に与えることができます。
6. 終わりの挨拶も重要
面接の終了時の挨拶や、後日のお礼メールも、あなたの印象を大きく左右します。丁寧に感謝の意を伝えることで、良好な印象を持続させることができます。特に注意が必要なのは、エレベーターまでお見送りをしてくれるケース。これは間違いなく面接以外での振る舞いをチェックされています。面接とはいわば舞台。そこだけでは正直見抜ききれないこともあります。そこで、その舞台以外でどのように振舞うかをチェックして会社で一緒に働くことができそうかイメージするのです。例えば、面接官に対しては丁寧に接していたとしても、受付の方に横柄な態度を取ったりしていたとなれば、「この人は人を選んで態度を変える」と思われて不合格にされることもあったりします。
7. 最後に、面接は“対話”であることを忘れずに
面接は一方的な質問応答ではなく、企業とあなたの双方向のコミュニケーションの場です。積極的に自分の意見や考えを伝え、企業の価値観やカルチャーを理解する努力をしましょう。
面接は、あなたの人となりや適性を伝える大切なチャンスです。この記事の内容をしっかりと押さえ、自分らしい面接を目指してください。成功を祈っています!
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