■ 頭の中で、終わらない反省会
「今日の発言、余計だったかも」
「なんであんな顔したんだろう」
「また失敗した。自分ってダメだな」
寝る前、帰り道、ふとした瞬間に始まる“ひとり反省会”。
「反省するのがクセになっている」そんな自分に気づいて、苦しくなることはありませんか?
実はこれ、多くの人が無意識に抱えている「思考疲労」の一種です。
■ なぜ私たちは、ひとり反省会をやめられないのか?
● 1. 自分に厳しくしないと、成長できないと思っている
「もっと頑張らなきゃ」「甘えたら終わり」
そうやって自分を律してきた人ほど、反省を“自己成長のため”だと信じてやみません。
でも、反省と自己否定は別物です。
● 2. 人間関係に敏感すぎる
- 「あの人、不快じゃなかったかな…」
- 「LINEの返し、冷たくなかった?」
- 「次に会ったら、気まずいかも…」
相手の反応を必要以上に気にする人ほど、“自分のせい”にして思考をぐるぐる巡らせてしまいます。
● 3. 安心より「不安」を基準に行動している
「何かあったらどうしよう」「また同じ失敗したら…」
未来の不安を避けたい一心で、“今”を振り返りすぎる傾向があります。
結果として、脳がずっと働きっぱなしになってしまうのです。
■ 思考を“休める”3つの練習
【1】反省じゃなく「観察」をする
反省会が始まりそうになったら、
「あ、今また“反省モード”に入ってるな」
と一歩引いて、自分を“観察”するクセをつけましょう。
大事なのは、「今、自分の頭の中で何が起きているのか」に気づくこと。
その気づきこそが、“思考を止める第一歩”です。
【2】「良かったこと」だけを書くノートをつくる
毎日1つでいいので、自分が「うまくやれた」「よかった」と思えることをノートに書き出しましょう。
- 笑顔であいさつできた
- 仕事を最後までやり切った
- 丁寧に返信できた
小さな自己肯定を積み重ねることで、“ダメ出し脳”から“承認脳”へリセットしていきます。
【3】自分に「おつかれさま」をかけてあげる
「今日も一日、おつかれさま」
「よく頑張ってたよ」
そんなふうに、自分に優しく語りかける“セルフトーク”を取り入れてみてください。
他人に言ってほしかった言葉を、自分で自分にあげることで、脳は本当に安心を感じるようになります。
■ 「思考」は“使う”もの。ずっとつけっぱなしにしなくていい
スマホやパソコンと同じで、
思考も“つけっぱなし”にしていると、どんどん処理が重くなっていきます。
本当に大事なことを考えるためには、「何も考えない時間」が必要なんです。
- 湯船に浸かる
- 好きな音楽を聴く
- 空をぼーっと眺める
そういう“ただ在る”時間を、自分に許してあげましょう。
■ カウンセリングでできる「思考の整理」
Hanasuのカウンセリングでは、
- 頭の中で考えすぎてしまう
- 反省が止まらなくて眠れない
- 自己否定ばかりでしんどい
といった悩みに対して、「話すことで整理し、手放す」プロセスを一緒に行っていきます。
話すだけで、「あ、自分、こういうふうに考えがちなんだ」と気づけることも多いものです。
■ 最後に:あなたの“思考”は、あなたの味方です
「考えすぎて疲れた」
「反省ばかりで自分が嫌になる」
そんなときこそ、自分の思考に“休み時間”をあげましょう。
あなたの思考は、あなたの敵ではありません。
疲れているだけ。だから、休ませてあげるだけでいいのです。
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